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2002年1月の活動
1月9日 スーパーSINET開通式 加納時男文部科学大臣政務官挨拶
千代田区 学術総合センタービル2階中会議室にて

スーパーSINETの開通式にあたり、一言ご挨拶を申し上げたい。
学術・研究を効率的に進めていく上で、当然のことながら、大量の情報の蓄積・伝送・処理・利用のネットワーク化が必要となる。
こういった観点から、これまでSINET(学術情報ネットワーク:Science Information NETwork)を構築し、運用してきた。既に今日現在、36の拠点(ノード)を設置し、接続している大学・研究機関の数は12月末現在で771に達している。
しかし、研究活動をめぐる環境変化は著しく、更なるSINETの高度化が求められている。大量の情報を、高い品質で、しかも迅速に伝送したいという要請があり、そこで、このたびスーパーSINETが開通することとなった。関係者の方々には心から感謝を申し上げたい。
本日は、開通式に先立ち、13:15から15:30まで、この場所で、第2回スーパーSINET推進協議会が開催された。私も参加して勉強させて頂いたので、印象を簡単に申し上げたい。
まず、このスーパーSINETは世界最高速度の10Gbps(毎秒100億ビット)、光クロス・コネクトによる、大変なものだと感じた。これができたことにより、従来困難だったことがいくつか実現できるようになるとの報告が本日もあった。たとえば、遠隔地からのスーパーコンピュータの利用や、全国各地のスーパーコンピューターをつないで一つの流れを作ること。そのことを浅野先生
は「backbone」、まさに「背骨」のようなものを作ると表現していたのが印象深かった。
また、これにより多くの研究機関が分散しながら共同研究をしたり、大容量のデータを共有したりできる。今までやろうとしていて、できなかった夢が実現したという強い印象を受けた。
また、本日の協議会では、どのようにスーパーSINETを今後活用するかについて、各研究部会の報告を受けた。たとえば、高エネルギー・核融合科学の部会、宇宙科学・天文学の部会、遺伝子情報解析の部会、ナノテクノロジーの部会、そしてGRIDについての部会といったように、様々なものがあった。
報告を受けながら思ったが、最近、日本の悪いことだけを取り上げて言う人もいるが、それは間違いである。まじめにやらず目先の利益だけを考えて失敗したところもあるが、日本は科学技術で立ち直ることができると私は思っている。OECDのデータでは、科学技術の国際収支は世界最強の米国に対しても日本は黒字である。このスーパーSINETも世界最速であり、日本の技術はトップレベルである。このシステムを立ち上げてこられたのも、国立情報学研究所の方々をはじめとして、学者の方々、メーカーの方々のお力によるものである。
最後に、日本は科学の力で必ず立ち直れるということを、力説させて頂くことで、ご報告にかえさせて頂きたい。
以上
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