3つの信条
▼美しい地球
▼元気の出る社会
▼公平な社会
「政治が悪い」「だれがやっても変わりばえがしない」。皆さんはきっと一度や二度は、こんな言葉を耳にしたことでしょう。
政財官界の不祥事、回復の兆しが見えない景気、悪化する生活環境、目にあまる公徳心の乱れ。たしかに日本の現状を見ると、問題点が山積しています。
しかし、私たちはこうした問題をどれだけ真剣に考えてきたでしょうか。「政治は難しい」「やりたい人にまかせておけばいい」などと、ひとごとのように片付けてはいなかったでしょうか。
私はいまこそ、会社づとめや自営業のごく普通の人々が、市民の視線で政治に参加していくことが必要だと思います。いまほど、本気で立ち上がることが求められている時はないのです。
いまの日本では理想が見失われています。政治家は金権に走り、サラリーマンはローンに苦しみ、受験生は詰め込み教育に追われています。国民全般に無気力、無感動がまんえんしています。「理想なき国家は滅る」。これは古今東西の歴史を貫く真理です。世界最初の大帝国を築き上げたのはローマでした。それに先立ち、地中海の対岸、北アフリカで栄華を誇った商業都市がカルタゴでした。ローマもカルタゴも、外敵の侵入におびやかされたのは事実ですが、滅亡の最大の原因は、建国の理想が見失われ、政治が乱れに乱れたことにあります。国家が理想を失ったために自壊したのです。
私たちの暮らしは豊かになりました。しかし、何かが欠けています。国も国民も、力を合わせて突き進む大きな目標を失っています。いまの日本に一番欠けているのは理想を追い求める心であり、それをかなえようとする夢です。だれもが願う美しい壮大な夢を描き、実現してゆくのが本来の政治の姿ではないでしょうか。
「夢ある政治」の実現を、私は冒頭に高く掲げたいと思います。
そういう私自身は、勤勉・正直・感謝を私のあらゆる行動の規範・信条としています。
私はどんなことにも絶対に手抜きをしません。もう一歩の努力が奇跡を呼ぶことを、私は何度も体験してきました。次に、私は出来ない約束はしません。選挙の時だけ口当たりのよい約束をして、あとは全く知らぬ顔という例を、皆さんはいやになるほど目撃しているはずです。
「した約束は必ず守る」。これが私のモットーです。
さらに、私は常に相手の立場になってものごとを考えます。感謝と思いやりを、私はすべての行動の出発点にしています。これらは私が親しくさせていただいている著名な物理学者、竹内均先生の教えでもあります。では「夢ある政治」によって、私がどんな社会の実現を目ざしているか、具体的に説明いたしましょう。
「孫の世代に美しい地球を」 これが第一の目標です。
世界の人口が激増するなかで、食糧生産と環境保全が人類最大の問題として浮上してきました。資源・エネルギーの制約が強まる一方では、大気汚染、水質汚濁など地球環境の悪化がますます深刻 な問題となるのは必至。
地球温暖化は世界あげて取り組むべき課題となっています。干ばつ、大洪水など各地の異常気象のニュースを聞くと、地球が変調をきたしていると思わざるをえません。
「宇宙船地球号」の前途に黄信号が点滅し始めているのです。うろたえ、悲観しているだけでは、何も解決できません。幸い、私たちには新エネルギーの開発や平和で安全な原子力利用、それにバイオテクノロジーなど、誇るべき技術がいろいろあります。
先端技術を途上国に円滑に移転するだけでも、環境保全に大きな効果が期待できます。ゴミをできるだけ少なくし、リサイクルによって資源の有効利用を図るだけでも、かけがえのない地球の環境を守るために、どれだけ大きな貢献ができるか、はかり知れません。それには私たちのライフスタイルを変革してゆくことも必要でしょう。
私たちはいま、世界中の人々と運命を共にするひとつのボートを漕いでいるのです。日本にだけ都合がよければいいというわがままは許されません。特定の企業、特定の産業の利害だけを論じた主張は通りません。このような地球全体を視野に入れる必要 がある問題こそ、政治の出番です。私が唱える「孫の世代に美しい地球を」という政治は、「金権政治」とは正反対の極にあります。
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第二の目標は「元気の出る社会」です。バブル崩壊後の日本には、自信喪失の悲観論が台頭しています。皆さん、もっと元気を出そうではありませんか。
いま必要なのは「逆転の発想」です。「日本は無資源国」と嘆くのではなく、
「省エネ技術では世界一」と積極的に評価してゆくのです。物は考えよう。高齢化社会の到来と聞くと、暗い気持ちになりがちです。
でも、シニアの豊富な知識と経験を社会に活用してゆく絶好の機会ととらえれば、道は開けます。過去の発想を引きずって、いじけているだけでは、何も解決できません。
ワークシェアリング(労働の分かち合い)にも逆転の発想が必要になるでしょう。
「膨大なタンス預金が眠っている」と嘆く代わりに、どうしたら1200兆円に及ぶ個人資産を活用できるか、具体的な優遇策を考えるべきです。
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第三の目標は「公平な社会」の実現です。
さまざまな差別をなくし、公平を実現することが、豊かで住みやすい社会をつくってゆく第一歩だと、私は確信しています。サラリーマンとそれ以外とでは、税金の負担率に大きな差があります。働く女性は、 賃金や昇進の面で明らかに差別を受けています。
雇用機会均等法ができても、就職の男女差別は依然として解消されていません。法律や制度を改正して差別の根絶を図ると同時に、保育所や託児所を充実させ、現実に女性が働きやすい社会環境をつくってゆかなければなりません。男女が公平に共生してゆける社会システムをつくり上げることもまた、政治に課せられた大きな使命だと思います。
世代間の公平や国際的な公平も忘れてはなりません。美しい自然、住みやすい環境、貴重なエネルギー資源など、先祖から伝えられた遺産を、食いつぶすことなく、次の世代に伝えてゆく義務があります。むやみに赤字国債を増発することは、子や孫の世代に不当な負担を強いることになります。廃棄物のツケを後世に回してはいけません。最近「グローバル・スタンダード」という言葉が強調されるようになりました。地球温暖化対策をめぐる議論でも明らかなように、日本のことだけ考えてものごとを主張し、決定するわけにはいかなくなってきました。
冒頭にも書きましたが、いま多くの人々が政治に愛想を尽かし、政治離れが起きています。これでは世の中は悪くなるばかり。
こういう時だからこそ、政治に夢を与え、その実現をめざしてチャレンジしなければなりません。私はいま、誠心誠意、一身をなげうって「夢ある政治」実現のために立ち上がりました。
今後さらに構想を深め、具体化を図ってゆく所存です。この一文をもって、新たなスタートラインについた私のあいさつに代えさせていただきます。
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